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7日で分かる
日常生活の改善法
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みなさんが当たり前のようにしている日常生活の習慣の中に、肌(皮膚)と炎症起因物質(一次刺激性物質)が接触してしまう状況があります。
肌荒れやニキビなど炎症性皮膚疾患が慢性化している方は、日常的に使用している化粧品やシャンプーやリンス、洗濯洗剤の残留物から、皮膚が影響を受けている可能性があります。
肌につける多くの化粧品や日用品には炎症起因物質が使われています。
皮膚にトラブルなく使用できる方がいる一方で、皮膚に接触すると湿疹(皮膚炎)によるかゆみやニキビなどが慢性化したり、色素沈着や毛穴の開大を残してしまう方もいます。

原因物質との接触には、3つの経路があります。

  • 化粧、洗顔、シャンプー・リンスを利用した洗髪、手洗いなどの日常生活の行為による直接的な原因物質との接触
  • 柔軟加工、抗菌加工をほどこした衣類や寝具など、自分の皮膚と接触する日用品からの直接的な原因物質との接触
  • 原因物質が付着している他人の衣服、日用品、家具などに手で触れて、その手でさらに皮膚や頭髪などに触れることによる間接的な原因物質との接触
8つの生活習慣で、
慢性的な皮膚のトラブルを改善できます。

8つの生活習慣とは…

習慣1基礎化粧品、シャンプー・リンスを使用しない

洗顔後は何もつけない

洗浄剤は使わず、お湯又は水で洗顔を。
洗顔後は、化粧水・乳液・美容液・クリームなどをつけないようにします。
美白用化粧品も含めすべての化粧品の使用を中止しましょう。

つっぱったり、カサカサしたりしても、少し我慢。
時間が経つと自然な潤いが出てくるはずです。気にするあまり、手で頻繁に触らないようにしましょう。

シャンプー・リンス、トリートメントを使わない

シャンプー・リンス、トリートメントや整髪剤の使用をしないようにしましょう。
どなたにもお湯洗髪は可能です。
最初は小麦粉シャンプーを使って徐々に慣らしていくとよいでしょう。
綿手袋、獣毛ブラシなどを使い、お湯洗髪を快適に行なうための方法があります。

●お湯洗髪の方法
●小麦粉シャンプーの作り方

※医師、患者さまは補助商品を専用ページからご購入いただけます。
ひとこと解説

本来皮膚には自ら潤いを生み出す力があります。
化粧水、乳液、美容液などしっとりした使用感のものをつけてしまうと、皮脂分泌の妨げとなり、肌は自ら潤う力を取り戻せなくなってしまいます。
また、乳液や美容液などには界面活性剤が含まれているため、肌にタンパク変性を起こします。その結果、角質層は変性され、バリア力が低下しカサつくようになってしまいます。

シャンプー・リンスなど洗浄力や柔軟性を与えるものにも一次刺激性物質が使われています。
髪も皮膚もタンパク質でできているため、シャンプー・リンス等が触れた部分はタンパク変性を起こし傷んでしまいます。

洗うときだけでなく、髪をやわらかく、ツヤツヤ、サラサラした手触りにしているのも界面活性剤やシリコン(一次刺激性物質)です。
シャンプー・リンス、トリートメントをした後の髪は、一次刺激性物質でコーティングされているので、肌の弱い人はシャンプーした髪が触れただけで、赤みやカサつきをおこすことがあります。

習慣2肌にトラブルがあるときはメイクをしない(メイクが必要なときは、お湯のみで落とせるメイクに)

厚塗りのメイクをしてクレンジングで落とす、という生活を続けていると、肌の弱い人は健康な素肌を取り戻すことがなかなかできません。
クレンジング剤を使わなければ落とせないほどしっかりと付着する下地やリキッドファンデーション、クリームファンデーションの使用をしないようにしましょう。

目の周りや頬にカサつき、ニキビ、赤み等がある場合はアイメイクもお休みしてください。コンシーラーだけは部分的に使いたい、という方もいますが、隠したい部分は傷んでいる部分。思い切ってメイクをせずに過ごしたほうが早く健康な素肌に戻ります。

どうしてもメイクが必要なときは

ファンデーションチークは界面活性剤やシリコン不使用のものを、下地を使わずにブラシで薄くつけます。
お手持ちの化粧品の全成分を確認してみましょう。

●全成分を確かめてみる

石けんや洗顔フォーム、クレンジングを使わなくても落とせるくらいの薄付きのメイクを心がけましょう。
過去に界面活性剤やシリコン配合の化粧品をつけたブラシは、指定の洗濯用中性洗剤で洗い直してから使います。

※医師、患者さまは補助商品を専用ページからご購入いただけます。
ひとこと解説

リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションは一次刺激性物質を含んでいるだけでなく、強い洗浄力を持つクレンジング剤でなければ落とすことができません。肌の弱い人がクレンジングや強い洗浄剤で洗顔をすると肌を傷めてしまいます。

習慣3日常生活では日焼け止めを使わない

日焼け止めは、汗をかいても落ちにくくなっていますので、洗浄力の強いクレンジング剤が必要になります。
また、ほとんどの日焼け止めは界面活性剤や紫外線吸収剤を含んでおり、毎日・長時間使用すると肌が傷んでしまう可能性があります。

日常生活で浴びる程度の紫外線であれば、帽子や長袖、日傘や日陰をうまく利用することで充分に防ぐことができます。

  • 通勤・通学・お買い物の時は → 日傘や帽子
  • 公園でお子さんと遊ぶときは → 帽子や日陰を利用
  • 車などの運転は → 長袖や厚手の衣類

夏は紫外線の強い時間帯(10時~14時)の外出を避けることも対策になります。

こんなときは日焼け止めを使いましょう

海や山などのレジャーで長時間、紫外線の強い時間帯に屋外で過ごす場合には、最終手段として日焼け止めを使いましょう。
日焼けによるダメージよりも日焼け止めによる影響のほうが小さくなるためです。

ひとこと解説

日焼け止めを使わないとシミができる、日焼けをするとシミになると思っている方も多いのですが、シミは肌が傷んで修復できていない部分、炎症が続いている部分に、色素を沈着させて内部を保護するためにできています。
肌が傷んでいなければ、多少日焼けをして肌が黒くなっても元に戻り、シミが残ることはありません。

習慣4顔、身体、髪、手は水またはお湯のみで洗う

健康な肌では、皮膚常在菌(皮膚を守っている菌)が悪性菌の繁殖を抑制しています。
そのため皮膚は、日常的に消毒や殺菌をする必要がない器官です。 洗浄剤を使わなくても衛生上の問題はありません。

  • メイクをしていないときはぬるま湯のみで顔の汚れを落とすことができます。 また、メイクをするときも洗浄剤を使わなくても落とせる程度にしましょう。

  • 身体

    お風呂でよく温まった後、洗浄剤を使わずに洗いましょう。手ぬぐいを使うとさっぱりします。ごしごし強くこすらず、やさしくぬぐうように洗います。

  • 髪は、お湯洗髪に慣れるまで小麦粉シャンプーサウンドパック22を使ってもかまいません。

  • ハンドソープや石けんを使うと、手に遊離脂肪酸や抗菌剤が残留します。脂肪酸や抗菌剤は一次刺激性物質。どんなに水でよく洗い流しても、手に付着した一次刺激性物質はなかなか落とすことはできません。

その手で顔や髪に触れると、触れた部分に手から付着した、一次刺激性物質の影響を受けてしまいます。
ハンドソープの使用はしないようにしましょう。

※医師、患者さまは補助商品を専用ページからご購入いただけます。
ひとこと解説

皮膚には「表皮ブドウ球菌」「アクネ菌」といった皮膚常在菌が棲んでおり、皮膚を守る役割をしています。
皮膚常在菌が産生する物質は、皮脂とともに、皮膚表面を弱酸性にする働きがあります。悪性の菌は弱酸性の環境では繁殖することができません。殺菌剤や石けんを使うと、皮膚常在菌も殺菌してしまい、悪性菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
トイレ、調理の後にも手に洗浄剤を使わず、お湯のみで手を洗い、皮膚常在菌が増殖しやすい環境を整えましょう。
皮膚常在菌が増殖している皮膚には、悪性菌は通過菌です。 身体をお湯のみで洗うことで、においが気にならなくなったという報告も届いています。

殺菌剤や石けんを使うと、皮膚常在菌も殺菌してしまい、悪性菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
トイレ、調理の後にも手に洗浄剤を使わず、お湯のみで手を洗い、皮膚常在菌が増殖しやすい環境を整えましょう。皮膚常在菌が増殖している皮膚には、悪性菌は通過菌です。

☆知っておきたい石けんのリスク

どのような石けんも、その洗浄力だけでなく、遊離して肌や布地に残留した脂肪酸が、肌の弱い人にとっては刺激となっています。
肌が弱いと自覚している人は、肌にやさしいと思い使用して、かえってダメージを受けてしまっている事例があります。
ベタつきが気になるときはぬるま湯のみで充分汚れは落とすことができます。

メイクをするときも、できるだけお湯のみで落とせる程度にし、 日常的に洗浄剤を肌に接触させないようにしましょう。

習慣5肌に触れる衣類や寝具は指定の洗剤で洗う

衣類や寝具はいつも直接肌に触れています。
布地に残留のある洗濯洗剤を使用していると、顔や身体に一次刺激性物質の影響を受けてしまいます。

衣類、寝具を洗うときは

指定の洗濯洗剤は、皮膚臨床技術研究会で取り扱っています。
今使っている洗剤がなくなってから、ではなくすぐに切り替えましょう。

指定の洗濯洗剤以外で洗ったものや新品の衣類は、手間はかかりますが2回以上洗いましょう。
1度の洗濯では柔軟剤等を落としきれません。 衣類だけでなく、マスクや帽子など、肌に直接触れる小物も洗濯してから使用してください。

ウールやおしゃれ着を洗うときは

現在、柔軟剤やシリコン無配合の中性洗剤は市販されていません。
ウールやおしゃれ着を洗うときに必要な場合は、指定の洗濯用中性洗剤を使うとよいでしょう。

※医師、患者さまは補助商品を専用ページからご購入いただけます。
ひとこと解説

・柔軟剤
薄い皮膜で繊維をコーティングすることで繊維と繊維のすべりを良くし、手触りを柔らかくするものです。
家庭用の柔軟剤の主成分は、陽イオン(カチオン)界面活性剤。陽イオン界面活性剤は吸着性・残留性が高いので、その分、皮膚に対する影響も大きいといわれています。

・蛍光増白剤
布地をコーティングする染料の一種です。肌の弱い方には刺激となることがわかっています。

・石けんや油脂由来の洗濯洗剤
布地に石けんカスや遊離脂肪酸が残留してしまいます。

・重曹や洗濯ボール
重曹を使用した洗剤なども、洗濯水温が高くない場合には溶け残りがあるようです。溶け残りの粉が付着している生地に触れると、肌はアルカリの影響を受けてしまいます。洗浄力が弱いものは布地についている柔軟剤等を落とすことができません。

習慣6抗菌剤配合の浴槽用洗剤や、除菌・消臭スプレーを使用しない

抗菌剤を配合した洗剤を使用すると、浴槽に抗菌成分が残留しています。
肌に触れた部分にトラブルが起きることがありますので、注意しましょう。
また、衣類や寝具等、直接肌に触れるものには、除菌・消臭スプレーを使わないようにしましょう。

掃除をするときは

市販されているほとんどの浴槽用洗剤には「除菌」と表示されています。
肌の荒れやすい方は洗浄剤を使わずに、アクリルスポンジなどで浴槽を洗うとよいでしょう。

ひとこと解説

除菌・抗菌剤も界面活性剤(一次刺激性物質)です。
また、殺菌効果のあるものを直接肌につけると、皮膚常在菌(肌を守っている菌)も殺菌されてしまいます。

習慣7クリーニングに出した衣類や寝具は直接肌に触れないようにする

クリーニングに出した衣類や毛布、マフラーは直接肌に触れないように注意しましょう。
毛布など自宅で洗濯できないものには、指定洗剤で洗濯したカバーをつけましょう。
肌に触れやすいマフラーなどは自宅で洗濯できる素材を選ぶこともできます。

※医師、患者さまは補助商品を専用ページからご購入いただけます。
ひとこと解説

クリーニングに出した衣類には、柔軟仕上げがされています。
柔軟剤は界面活性剤であり、一次刺激性物質です。
コートの襟が顎や頬に少し接触しただけでも、トラブルが出ることがあります。

習慣8日常的に手で顔や髪に触らない

つい肌が気になって無意識のうちに顔を触っていることがありますが、触りたくなってもちょっと我慢。目には見えませんが、手には身の回りの柔軟剤や抗菌剤が付着しています。
その手で肌に触れると、触れた部分にトラブルを起こすことがあります。また、手で髪を触ると、髪に一次刺激性物質が付着し、その髪が触れた肌に影響が出ることも。

必ず手についた一次刺激性物質を、落としてから顔や髪を触りましょう。
洗顔、洗髪時にも習慣にしてください。

☆手に付着した一次刺激性物質の落とし方

手ぬぐいで代用することもできます。
手ぬぐいは指定の洗濯洗剤で洗ったものを使用しましょう。

※医師、患者さまは補助商品を専用ページからご購入いただけます。
ひとこと解説

日常生活には、柔軟剤、抗菌剤を使用した衣類や家具、文房具等がたくさんあります。

何気なく手で触れているものには、ほとんど柔軟仕上げ、抗菌仕上げがされていると思ってよいでしょう。
それらに触れると、手には柔軟剤や抗菌剤が付着してしまいます。

また、石けんやハンドソープで手を洗った後は手に脂肪酸が残留しています。
「柔軟剤」「抗菌剤」「脂肪酸」はみな、一次刺激性物質です。

以上の8つに注意して日常生活をおくりましょう。
7日間ステップメールで。

やさしくわかる7日間ステップメール

  • 【第1講(1日目)】自分の肌の強さ、弱さを知る
  • 【第2講(2日目)】非接触生活、まず行なうこと
  • 【第3講(3日目)】見落としがちな間接接触について学ぶ
  • 【第4講(4日目)】仕上がりに差が出るお湯洗髪のコツ
  • 【第5講(5日目)】○○肌について学ぶ
  • 【第6講(6日目)】改善しない理由を探る
  • 【第7講(7日目)】非接触生活を楽しむ秘訣
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参考図書

まんがをはさみながら、楽しく読んで肌を傷めない方法がわかります。
著者:牛田専一郎/主婦と生活社/定価kindle