肌への負担を減らす化粧品の選び方
どうしてもメイクが必要な時のための化粧品の選び方、つけ方、落とし方についてご紹介いたします。
アイテム別の選び方
ファンデーション/チーク/アイシャドウ
リキッド・クリームタイプのものには界面活性剤やシリコンなどの一次刺激性物質が使われています。
一次刺激性物質の含まれていない、パウダータイプのものを選ぶようにしましょう。
市販されているほとんどのファンデーション、チーク、アイシャドウには一次刺激性物質が含まれています。
パウダータイプであっても、全成分を確認してください。
一次刺激性物質が使用されていなくても、〇〇オイルなどのオイル類が複数含まれているものは、お湯のみで落としにくくなります。
また、ミネラルファンデーションやアイシャドウなど、ミネラル成分だから安心ということではありません。
酸化亜鉛・水酸化Al・ステアリン酸などの脂肪酸が使用されていないか、確認しましょう。
マスカラ
クレンジング剤は肌に負担がかかりますから、お湯だけで落とせるタイプのマスカラを選びましょう。お湯だけで落とせるマスカラにも界面活性剤は使われていますので、落とし方に注意が必要です。詳しくはメイクをした日の洗顔法(同ページ内、別項目)を参考にしてください。
口紅
一次刺激性物質を含まないものがほとんどありません。口紅をつけていると、唇がカサついたり、皮がむけたりする方が多くいます。口紅のつけ方を工夫しましょう。詳しくは肌を傷めないメイク術(同ページ内、別項目)を参考にしてください。
肌を傷めないメイク術
メイク前の基礎化粧品は必要?
ファンデーションをつける前に、肌がカサつかないよう基礎化粧品をつける方が多いかもしれません。
ほとんどの化粧水や乳液には、一次刺激性物質である界面活性剤が含まれています。
つけると表面上は潤ったように見えますが、その下の素肌は脱脂され、よりカサつくようになってしまいます。
普段の生活ではもちろん、メイクをするときも、化粧水や乳液を使わないようにしましょう。
どうしてもカサつきが気になる場合は、カサついている部分にだけ、薄く、ワセリンをつけましょう。
ファンデーション
パウダーファンデーションをつけるときは、素肌に直接塗ります。 メイク下地は肌を傷めてしまいますので、使わないようにしましょう。パフを使うとつけすぎてしまい、お湯で落とすことが出来ません。パウダーファンデーションは、”お湯だけで落とす”ことを意識して、ブラシを使ってごく薄くつけます。
チーク/アイシャドウ
アイシャドウやチークをつけるときも”お湯だけで落とす”ことを意識して、 ブラシを使って、軽めにつけるようにしましょう。
マスカラ
“お湯だけで落とす”ことを意識して、つけすぎないようにしましょう。
口紅
口紅をつける前に、下地としてワセリンをつけるとダメージを抑えることができます。一次刺激性物質を含めずに作った、ファンデーションやフェイスカラーはオンラインストアで取り扱っています。
メイクをした日の洗顔法
メイクをした日も、お湯だけで洗顔しましょう。
『お湯だけではメイクが落ちないので、石けんを使ってもよいですか?』というお問い合わせをいただくことがありますが、石けんを含む洗浄剤はすべて、一次刺激性物質です。
石けんなら肌にやさしいから大丈夫ということではありません。石けんも肌を傷めるもののひとつです。
お湯だけでは落ちにくいと感じたら、落とし方を工夫するのではなく、メイクのほうを”お湯だけで落ちる量”に調節しましょう。
- メイクを落とす時は指定のペーパーで手を洗います
洗顔の前、顔を触る前には手についた一次刺激性物質を落とします。 - 最初にポイントメイクを落とします
顔全体を一気に洗うのではなく、洗顔前にポイントメイクを先に落としましょう。
マスカラやアイシャドウは頬など、他の部分に広がらないよう注意しながら手ぬぐいや指定のペーパータオルを使って、軽く拭って落とします。 - お湯で顔を洗います
手ぬぐいでポイントメイクを落としたら、ファンデーションは手ぬぐいを使わずに、 お湯だけで落としましょう。
手ぬぐいを使うと強くこすりすぎて赤みが出る方や、手ぬぐいを通じて間接接触をする事例もあります。
健康な素肌は、メイクが映える肌
肌の負担を減らす化粧品の選び方、使い方についてご紹介しました。
成分に問題のないものでもつけたままにするのは肌にとって負担となります。一番よいのはノーメイクでいること。
ふだん何もつけずに過ごしていると、たまのメイクがとても映える肌になります。
少しの量でも十分にメイクをした感じになりますし、厚塗りをする必要がなくなりますから、仕上がりも自然です。
健康な素肌を目指してくださいね。